2007年5月3日・・・

2. 人間として大切なこと


「人間として大切なこと」を学ぶ。 人間として大切なことは、いくつもあるでしょう。しかし、その根本となるべきは、やはり「自分自身の命」のはずです。

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「自分の命を大切にすること」を学ぶ。大切にしなければ、交通事故、水の事故など「命を失う」危険もあること。 「命を失う」とお父さん、お母さんが、悲しむ。親を、悲しませるのは「悪いこと」。 だから、自分の命を大切にして生きましょう。 (自分の命を大切に)

「命」は、「体と心」からできている。「自分の命を大切にする」とは、「自分の体を大切にし、自分の心も大切にする」ことです。 「体を大切にする」とは、危ない所に行かない。危ないことをしないこと。体を「きれい(清潔)」にしておくこと。 体を「きたえる」こと。   「体」は、食べ物で、つくられる。食べ物で、動く。だから、朝、きちんと食べましょう。食べ過ぎて太ってはいけないこと。 「危険な物」もあること。(高学年には覚せい剤の危険も教える) (体の健康)

「心を大切にする」とは、いつも、心を明るく、「きれい」にしておくこと。つらいことがあっても、すぐに立ち直って、 心を明るくできる人が、強い人。強い心の人になりましょう。人に「いじわる」をすると、心は「よごれてくる」。 人に「親切」にすると、心は「きれい」になってくる。だから人には、「いじわる」をしないで、「親切」にしましょう。 (心の健康)

あなたは、世界でただ一人の「あなた」。あなたの代わりは誰もできない。大切な、大切な「あなた」です。自分を大切にしましょう。
自分をバカだ、ダメな子どもだ、自分なんていなくてもいい。などと思わないこと。どうしても、そう思ってしまうときは、先生に相談しましょう。 (あなたは大切な人 尊い人)

<<2>> 

自分にとって、自分の命が大切なら、友人にとっては、やはり同じように、その友人の命も大切なのだと気づかせ、 理解させる。 この理解の深さが根本的最重要事項。だから、人の命を傷つけることは、自分の命を傷つけることと同じで、 「悪いこと」。これを 「悪(あく)」という。

人を殺すことは「もっとも悪い」こと。どんなことがあっても、 絶対に、人を殺してはいけない。殺したら、元にはもどらないこと。 人の体や心を、傷つけることも、その人の命を傷つけているのだから「悪」です。 (他者の命)

反対に、「人の命を大切にする行い」を 「善(ぜん)」という。 これは、とても立派(りっぱ)なこと、素晴らしいこと、「よいこと」です。 だから人の体や心を大切にする行いも、立派なこと素晴らしいことで、「善」です。人の体や心を大切にしましょう。 (善と悪)

心は、人の言葉によって、元気にも、楽しくもなる。反対に、暗くも、悲しくもなる。 だから、言葉には、「よい言葉」と「悪い言葉」がある。 人に「よい言葉」を使うと、その人は元気になり、自分の心も「きれい」になる。だから、「よい言葉」を使いましょう。「よい言葉」は「善」です。 人に「悪い言葉」を使うと、その人は、元気がなくなったり、おこってしまう。自分の心も「きたなく」なる。 「悪い言葉」は「悪」です。 よい言葉は、人の命を強くし、悪い言葉は、人の命を傷つける。だから「悪い言葉」を使わないのが、賢い人、立派な人。 「悪い言葉」を使いたくなったら、上を向き、大きく息を吸って、ゆっくり吐いてから、我慢しよう。 (よい言葉 悪い言葉)

人を「いじめる」ことは、その人の命を傷つけること。だから、「いじめ」は「悪」です。やってはいけない。 それでも、どうしても納得できなければ、「あの紙」に、その理由を書いて「あそこ(校内裁判所)」に出します。 「いじめ」を見た時も、いじめられたときも、「あの紙」に書いて出します。 ( 「いじめ」はない に 詳述) (「いじめ」は悪 子どもたちの自治組織)

反対に、人を尊敬することは、とても大切です。「善」です。仲良くしたければ、尊敬しましょう。 人を尊敬していくには、その人の長所(ちょうしょ。すぐれたところ)を見つけることです。 長所がないように見えても、ずっと探すと、きっと見つかります。その長所をほめましょう。 みんながお互いに、ほめ合うと、気持ちよく、楽しくなります。 人を尊敬できる人は、立派な人。心の大きな人。かしこい人です。
(人を尊敬する 長所を見つける ほめる)

(以下は、中学3年、高校生)
あなたも いつかは、好きな人ができて結婚し、子どもができるかもしれない。父になり、母になるのです。 その あなたの赤ちゃんを大切にしましょう。 可愛いものです。 宝です。 ふつうは、大切に大切に、可愛がるのですが、まれに 捨てる人がいます。 どうしてでしょう?
人は、わが子を育てることにより、自分も成長できるのです。 「幸(さち)あれ、幸あれ」と自分の子どもの幸せを祈るのです。
(わが子の幸せを祈りましょう)

<<3>> 

どんな人にも、必ず「生老病死(しょうろうびょうし)」がある。 赤ちゃんは、親の助けで、生きていられる。親が見捨てたら、すぐにでも赤ちゃんの命はなくなる。 みんなが、ここまで成長できたのは、長い間、親がわが子を、愛情込めて抱きしめ、食べさせ、オムツを代えて 、着る物も用意し、寝る所を用意しくれたからです。だから親には「感謝すべき」でしょう?
(「生」と 親への感謝 )

その感謝の気持ちがあることが大切で、素晴らしい事なのです。 感謝の気持ちがある人は、心が健康です。命が「きれい」です。感謝の気持ちが出ない人は、先生に相談しましょう。

親に「ありがたい」と感じることを、親に「恩(おん)」を感じるといいます。 このことを、親に「恩がある」とも言います。そして、とても、とてもお世話になった自分の親に、感謝の気持ちで、「何かすること」を「恩がえし」をすると言います。恩返しは素晴らしいこと。立派なこと。「善」です。いつかは必ず、親に恩返しをしましょう。

また、親でなくとも、人は、人から「受けた恩」を忘れるべきではありません。忘れる人は、 心の浅い人、うすっぺらな人です。 人は、受けた恩は忘れず、恩返しを心がけましょう。
(恩 と 恩返し )

<<4>> 

自分が、ケガで動けなくなったり、高い熱が出て病気になったとき、周りの人が助けてくれるから、早く元気になれる。だから、助けてくれた人に「感謝すべき」です。反対に、自分が誰かを助けられるときには、助ける人が、人間として立派な人。心が温かい人。心がきれいな人。それは「善」の行ないです。 自分もいつ、病気になるか、ケガをするか、わからないのだから、「助け、助けられる」のは、「お互いさま」です。海では、船が難破したとき、近くにいる船が必ず救助に向かうという「しきたり」があるそうです。これも「お互いさま」だからです。もし、道に倒れている人がいたら、近所の人に呼びかけたり、救急車を呼んであげましょう。 (「病」と 助け助けられる お互いさま)

<<5>> 

誰でも必ず、年をとり、老人になる。歳をとるにしたがって、だんだん、見ることも(白内障)、体を動かすことも、思い通りにはならなくなる。疲れやすく、体も頭もだんだん壊れてくる。若いあなたも いつかは必ず 老人になる。だから、元気に動ける時に助けるのは、「お互いさま」です。だから、お年寄りの「お手伝いを進んでしましょう」。それができる人が、心の温かい人。命のきれいな人。賢い人。立派な人です。そして言われなくても、自分から声をかけられる人が、もっと立派です。「勇気」がある人です。だから、電車やバスでは、お年寄りに席を譲りましょう。 (「老」と 善をなす勇気と知恵 )

<<6>> 

(4年生以上)、「命」あるものには、すべて「死」もあること。人間も、同じであり、例外はないこと。だから、私たちの「命」には、「期限」がある。約3万日。(平均寿命も知らせる)。 だから私たちは、毎日、毎日を大切にすべきこと。時間を無駄に使うのは、「もったいない」こと。 自分を生み、育ててくれた母親、父親とも、いつかは、別れなければならない時が必ず来ること。それは、正確に、いつなのかは、誰にもわからない。だから、今日、家に帰ったら、両親や兄弟とケンカなどしないで、仲良くしておきましょう。 (「死」 毎日を大切に 父母との別れ)

<<7>> 

人間の社会は、お互いに「助け合う」ことで成り立っていること。 人間は、一人で生きていくことはできないことを、衣食住、移動など、具体例を出して、考えさせる。 人は「助け、助けられて」生きるもの。 (社会は 人々の「助け合い」で成り立っている)

<<8>> 

しごと、「職業(しょくぎょう)」とは、その「助け合い」の一つです。「人を助け」、「人の役に立ち」、 「人を幸せにする」ことで、そのお礼に「お金」をもらうこと。 だから「仕事は大切」です。 人は「仕事をすることが「よいこと」、「尊いこと」です。

誰でも、いつかは「何かの仕事をするようになる」こと。だから、自分がやりたい仕事、好きになれそうな仕事を 今のうちから、少しずつ考えておくほうが得です。 「好きで、もうかって、多くの人を幸せにする」ことができれば最高ですが、 それは、なかなか難しいのです。
(職業 他者の苦痛を取り除き、幸福の手助けをすること。 あなたが やりたい仕事は?)

自分一人が幸せになること、それは「小さな幸せ」です。 自分と もう一人が幸せになれば、それは2倍の大きさの幸せです。 3人が幸せになれば、3倍の大きさの幸せ。  みんなが幸せになるのが「大きな幸せ」、「本当の幸せ」です。  これは、人数が増えるほど難しくなるのです。
人は「助け、助けられて」生きるもの。深い幸せは、その中にある。 (子どもたちの「将来の職業」で詳述) (小さな幸せ・大きな幸せ。深い幸せ 自他ともの幸福)

<<9>> 

絶対にやってはならない「悪の仕事」もある。弱いお年寄りを、だまして、お金をまきあげる人は、どんなに、もうかっても、 人間として、「最低(さいてい)」です。

何かが「欲しい」と思う心は、誰にでもあります。その「欲しい」という心を「欲(よく)」といいます。 自分の欲(よく)のために、人をだまし、おどし、傷つけ、殺すのは、悪(あく)です。

「強い者が、弱い者を、いじめる」のは「ひきょう」だ、と言います。お年寄りや弱い幼児をいじめるのは 悪に加えて「卑(ひ)きょう」です。複数の人間が、よってたかって一人をいじめるのも「卑きょう」です。 「卑きょう」なことをやりたいと感じたら、すぐに先生に相談しましょう。

「悪」を見て、見ないふりをするのも卑怯です。しかし「悪」に反対するのは、 危険があるかもしれない。勇気がいる。勇気を出せる人は、とても強い立派な人です。しかし、 その場で、勇気がでなくても、人間には知恵があります。危険をさけながら、味方を つくったりして、何とか ねばり強く頑張りましょう。 (悪の仕事  卑きょう  悪を止める勇気と知恵)

(以下は、中学3年、高校、大学生)
<<7>>に「人は助け・助けられて生きるもの 」とありますが 反対に、人をだまし、おどし、傷つけ、殺してしまうという事件が、時々起る。 なぜだろう?
その当事者になったつもりで、原因を考えよう。 どうしたら防止できるだろう?

悪意はなくても自分の不注意で、人を殺傷してしまうこともある。自転車、車の事故など。 また、注意をしていても事故は起こることがある。そうなってしまった時、どう行動したらいいだろう。(ひき逃げ事故など)

また、日本でも、世界でも、1人どころか、何百人、何千人、何万人も、「人を殺し・殺される」という 悲惨な大事件、戦争が 何回も 起きている。 どうしたら 防止できるだろう?
これは、難問中の難問。全人類の課題です。 あきらめて、戦争は人間の性質だから防止できない、と主張する人もいます。 あなたはどう思いますか? (悲惨な戦争の根絶は人類の歴史的課題)

<<10>> 

人間は、人間だけでは生きられない。動物、植物、大地、空気、海、あらゆるものと関係し合って生きていること。太陽や月とも関係していること。 (人 と 環境)

以上「人間として大切なこと」


(以下は その要約と骨子)

T● 生命の尊厳と幸福
悲惨を防ぎ、人間の尊厳を護らねばならない。人間の偉大な可能性を開発しなくてはならない。 人間は学ぶことにより、向上できる尊い存在。 過去の失敗を乗り越え、自他ともの幸福に生きるべき。

1つ、自分の命を大切にしよう   (自己の生命の尊厳と幸福)
2つ、人の命も大切にしよう    (他者の生命の尊厳と幸福)

U● 生命とは何か
生まれ、成長し、産み育て、老い、去っていく 私たち。 いかなる人も この範疇を出ない。 ならば、その生命の、それぞれのステージごとに、生命の尊厳と幸福を考えていくべき。

3つ、親に感謝・恩返し         (生を見つめ、人間の尊厳と幸福を考える)
4つ、お年寄りを大事にしよう      (老を見つめ、人間の尊厳と幸福を考える)
5つ、「助け・助けられ」はお互いさま   (病を見つめ、人間の尊厳と幸福を考える)
6つ、命は3万日ない。毎日を大切に   (死を見つめ、人間の尊厳と幸福を考える)

V● 人 と 社会
「私」は、まわりの人々と助け合って生きる存在。これを自覚しよう。 すなわち 家族、地域、学校、会社、国、世界 の中で、どうしたら「私」は幸せに暮らせるか 考えよう。

7つ、人は「助け・助けられ」て生きるもの   (私の幸福と社会)
8つ、仕事に励もう。人のためにも動こう   (私の善と社会)
9つ、悪事はするな! 人を殺すな!       (私の悪と社会)

W● 人 と 環境
人間の暮らしは、人間だけでなく、動植物、微生物、大地、空気、海、地球、太陽など、 あらゆるものと互いに関係し合って成り立っている。 ゆえに、これらを大切にし、感謝し、良き関係を保てるよう研究すべき。

10、人間は人間だけでは生きられない。動物、植物、地球、太陽に感謝しよう。